猫型サラリーマンはパワハラにされない!
仕事をしていて最も辛いのはパワハラに遭うことである。パワハラされやすい人の特徴は?パワハラされないためにはどうしたらいいか?パワハラ防止法とは?猫型サラリーマンは何故パワハラに強いのか?スッキリわかります!パワハラ上司なんかに負けないぞ~!
今回の記事の目次
パワハラは最もつらいです!
会社で最も苦しむのは人間関係である。
仕事自体がどんなに辛くても、支えてくれる上司や同僚がいれば何とか乗り越えられるものだ。
しかし誰も助けてくれない孤立無援の中でずっと一人で追い詰められれば、どんなにタフな人でも逃げ出したくなる。
更にパワハラ上司に毎日毎日怒鳴りまくられ、虐められ続ければ精神に変調を来す場合もあるだろう。
パワハラは法整備もされつつあり、全体的には減少傾向にあるものの、本質は上司など加害者の人間性にあり根絶は難しいと言わざるを得ない。
ならば極力被害に遇わないよう自己防衛するしかないのだ。
パワハラされやすいのは犬型?猫型?
犬型サラリーマンは上司に逆らわない。
怒られれば素直に詫びるばかりである。
非のないことで叱責され怒鳴られたりしても、上司が激高していたりしたら決して言い返したりはしない。
上司=リーダーは絶対的な存在であり、顔をつぶすような反撃はしないのだ。
性格にもよるがパワハラ気質の上司は自分に酔いがちである。
怒る自分に酔って、更にガンガン怒りが倍加し止まらなくなるのだ。
何人かの部下がいると、言われやすい人、叩かれやすい人が出来てしまうことがある。
一般的には成果に乏しくミスの多い人だが、もう一つの要因は「反論しない人、意見を言わない人」だ。
パワハラ上司の標的にならない為には、しっかり自分の意見を勇気を持って言い続けることが必要である。
ターゲットになり易いのは素直で意見を言わない誠実な犬型サラリーマンなのだ。
一方猫型サラリーマンは言われにくいタイプと言える。
猫型サラリーマンはパワハラに強い!
猫型サラリーマンは素直ではない。
ペコペコしたりはしないのだ。
非のないことで叱責されればしっかり反論する。
不愉快なことがあれば態度や顔に出てしまうのだ。
そんな猫型サラリーマンはパワハラのターゲットにはなりづらい。
人間は動物である。
相手と対峙するときには「自分より強いかどうか」を本能的に推しはかるものなのだ。
弱いと見れば嵩に懸かる。
強いと見れば構えるのだ。
猫型サラリーマンは基本的には平和主義で静かである。
しかし怒らせればフカーッ!と毛を逆立て爪を立て噛みつくこともあるのだ。
パワハラされないコツは「コイツは強い」「コイツは敵に回すと面倒だ」と思わせることにある。
しかしただ単に態度が悪いだけではダメだ。
普段の仕事で「一目置かせる存在」になっておく必要がある。
「コイツは信頼できる強いヤツ」と思わせねばならない。
このように上司に一目置かせる技術については、今後「猫メソッド」で具体的に記載して行きたい。
何故パワハラ上司は根絶できないのか?!
パワハラ上司には二つのタイプがいる。
ただのバカと、優秀なバカである。
ただのバカは部下指導のスキルがないので結果だけを求めてただただ怒鳴りまくる。
優秀なバカは、自分が出来ることは部下も出来るハズと思い込みひたすらハードルを上げるのだ。
始末が悪いのはどちらかと言えば後者だ。
攻撃が執拗になりがちだからである。
もう一つは「感情と理性」の問題だ。
人間は感情の動物なので、当然誰しも怒りが瞬間的に湧いて来ることがある。
しかしそれをコントロールするのが理性だ。
パワハラに当たるような部下指導をすることは、上司にとってもリスクそのものでプラスになることは何もない。
理性が働けば当然感情を抑えることが可能であるはずなのだ。
しかし、かつての日本的部下指導はこの「モーレツ型」一本鎗であったことを忘れてはならない。
そしてその恐怖で人を縛り付ける手法が実際に成果を挙げていたことも事実なのだ。
学習せずに誰でも出来るのが、この感情が主体の「恐怖政治的マネジメント」である。
一番簡単で一定の効果があるからなくならないのだろう。
また、このマネジメント手法は「上から順送り」になっていることが多いことも見過ごせない。
バカ上司の上の大バカ上司や、その上のクソバカ上司から恐怖政治型が続いているケースがあるのだ。
何と恐ろしい!
しかしこれは「私はバカなのでこれしかできません!」と公言しているような稚拙な手法だ。
「バカ丸出し型マネジメント」と言っても過言ではないである。
パワハラ防止法とは?
2019年5月に企業や職場でのパワハラを防止することを義務付けられる法案が成立している。
そして 2020年4月には大企業が、2022年4月には中小企業も対応を義務付けられることになる見通しとなっている。
今回の「パワハラ防止法」では定義が曖昧だったパワハラを「職場において行われる優先的な関係を背景とした言動」などと定義しており、具体的にどんな言動がパワハラに該当するか、該当しないかの具体的指針も出ている。
例えば「必要以上に長時間叱責を繰り返す」「新人に高い目標を課し、達成できないと厳しく叱る」はパワハラ該当、「ルールを欠いた言動を強く注意する」「育成のために少し高いレベルの業務を任せる」は非該当、などとなっている。
指針で示されたその他のパワハラの判断事例は以下である。
【パワハラ】相手に物を投げつける→【非該当】誤ってぶつかる
【パワハラ】他の労働者の前で大声で威圧的な叱責を繰り返す→【非該当】遅刻など社会的ルールを欠いた言動が見られ、再三注意しても改善されない労働者に一定程度強く注意する
【パワハラ】意に沿わない労働者を仕事から外し、長期間にわたり別室に隔離する→【非該当】懲戒規定に基づいて処分を受けた労働者や新人に対し、別室で研修を行う
【パワハラ】管理職を退職させるため、誰でもできる業務をさせる→【非該当】労働者の能力に応じて、一定程度業務内容や業務量を軽減する
【パワハラ】性的指向や病歴などを、本人の了解を得ず暴露です→性的指向を本人の了解を得て人事労務部門に伝え、配慮を促す
このように具体的に一定の線引きをしたことは評価できるが、一方罰則規定がないことが問題視され、一部には「ザル法」との指摘もある。
だが改善が見られない企業は企業名が公表されるので、企業にとってはしっかりとした対策を実施せざるを得ないものと考えられ、これは働く者にとっては強い追い風である。
具体的なパワハラ対策は?
私は30歳くらいからずっとアマチュアロックバンドのボーカルをやっていたのだが、ある時上司に「もういいかげんに止めたらどうだ」と言われた。
ムカついた私は「それなら今すぐ会社を辞めます」と言い返した。
上司は面喰い「またそんなぁ」と曖昧に笑いながら話を収めた。
そこで上司は私を噛みつくヤツと認識したようなのだ。
誰しも、毛を逆立てふぅ~、ふぅー、と低く唸っている猫に手を出したりはしない。
それ以来私には、人格否定やプライベートの事を言われたらすぐに咬みつくぞ、というオーラが芽生えた。
この「咬みつくオーラ」は自分を守る一つの武器かも知れないと感じる。
しょっちゅう咬みついてばかりいるのはただのバカだが、何となく「こいつを叩いたら咬みつくかも」と思わせることは必要なのではないか。
人間は所詮は動物である。
相手が強いか弱いかには本能的に敏感なのだと思う。
また、仕事の面で「上司に一目置かせるヤツになる」というのは実に重要である。
これも猫メソッドに記載するが「後始末は必死でやれ」というスキルがある。
普段はヘラヘラしていようとも、トラブルなどが発生した際は真摯に、本当に必死で解決に当たるのである。
その姿を見せることが上司に存在を認めされることにつながるのだ。
噛みつくオーラや一目置かせることは人間性ではない。
それを自身の技術として磨いて行くことが自分の身を守ることにつながるのである。
また、絶対的に優位に立てる具体策は「会話の録音」だ。
最後に音源が決め手となりパワハラ認定となるケースが非常に多いのだ。
パワハラ上司はほとんどが、成果に拘り自分の地位を上げたい、守りたいと思っている気弱な輩である。
自分のポジションが脅かされることが最も恐ろしいのである。
だから目に余る暴言を吐き続ける上司に対しては、こまめに「録音しておく」というのが最大の防御策となるだろう。
使わないまでも、相手の命運をあなたが握ることになるため、かなり精神的に優位に立てるのだ。
まとめ:猫型サラリーマンはパワハラ上司に負けない!
普段は大人しい人もこの動物的オーラを身につければ上司の見方は変わるはずである。
パワハラ上司の性格を変えるのは無理だが、自分を変えることはできるはずだ。
一目置かれる存在を目指し、上司と自分のパワーバランスを意識することも重要である。
それでもダメなら奥の手で録音してしまえばいいのだ。
不用意なパワハラ上司の命運を握るなどいとも簡単な時代になったのだ。
しかし結局は自分が追い込まれないために、自分のメンタルをどう創れば良いかである。
私も若い頃は仕事で追い詰められ、いっそ死んでしまおうかと思ったことが何度もある。
メンタルが弱ると、会社を辞めるより死ぬほうが簡単なように思えてしまうのだ。
しかしそんなはずがない。
仕事なんていくらでもある時代になり、パワハラ上司がどんどん告発され処分されるのが当たり前の昨今だ。
労働問題では様々な悲しいニュースがあり、尊い犠牲があったことを知る。
もう絶対にパワハラ上司などに我慢する必要はないのだ。
まずは動物的オーラからお試しを!