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営業やりたくない!営業から転職できる営業以外の文系の仕事職種は?

営業やりたくない!営業から転職できる営業以外の文系の仕事職種は?

 

営業職から事務職など他の業種への転職を希望している人は多いものです。一体どんな仕事や職種があるのでしょうか。何故文系より理系が人気?営業はつぶしがきかないって何故?転職に有利な資格とは?まるっとまとめました。是非ご参考にされてみてください。

「部長ならできます!」は笑えない笑い話!

ハローワークでの会話。

〇担当者:Aさんはどんなキャリアですか?

〇Aさん:私は50歳ですが、前職では営業一筋で部長まで登り詰めました。営業では誰にも負けない自信があります。

〇担当者:Aさんはどんな職種がご希望ですか?また自分では何ができるとお考えですか?

〇Aさん:う~ん・・・私は・・・部長ならできます!

〇担当者:・・・(絶句)・・・

これは実際にあった話として伝えられています。

文系の転職ではこれに近い感情があるのではないでしょうか?

先日テレビの番組でも「中高年の転職事情」という特集があり、インタビューを受けていた方が「自分は営業部長、秘書室長など会社の中枢で仕事をして来たが、求職しても条件に合う仕事がない。どういうことだ!」と憤っていましたが、文系はこんな感覚で仕事を探しても見つかるはずがありません。

 

文系は7割が営業職?

大学生の文系、理系の割合は約6:4となっており、元々多い文系の中で営業職は約70%と言われています。

メーカーを始め企業は有形無形の商品を生産します。

生産した商品は何とかして販売しなくてはなりません。

ネットだけで売れれば問題ありませんが、実際は実店舗や卸業などの販売ルートにいかに乗せるかでし烈な競争が繰り広げられています。

またメーカー以外の建設、インフラ、物流、不動産、サービス業など様々な業種でも、受注できるかどうかが業績を左右するため、大変厳しい駆け引きや商談が繰り広げられているのです。

その最前線である営業職は会社になくてはならない存在であり、花形とも言えます。

一方転職市場では「営業はつぶしがきかない」「営業職は転職に不利」「歳がいった営業に仕事はない」などと言われていますが、一体何故なのでしょうか?

 

営業職はつぶしがきかない?

40~50代の営業マンの転職はとても難しいと言われています。

キャリアもあり様々な艱難辛苦を乗り越え、課長職や部長職に就いたような優秀な営業マンでさえ、思うような転職先に恵まれないのが実情です。

これはどうしてなのでしょうか?

主として以下の理由によるものです

〇専門的な知識やスキルがない

〇特別な資格を有していない人が多い

〇募集しているのは若手の社員

例えばある企業で社員の中途採用の募集をするとします。

どんな企業でも欠員は若手で穴埋めしようとするのです。

その方が給与も安く済みますし、入社後の教育でキャリアの差を埋めることも可能でしょう。

なので40代~50代の営業マンには企業のニーズは非常に薄いと言えます。

どんなに優秀な人材でも初めての業界でいきなり重要なポストには就けるはずもありません。

転職を目指す人は同じような給与の仕事を探すものですが、40代~50代の営業マンのニーズに合ったような募集自体は非常に稀なのです。

中高年の営業マンには転職市場はとても厳しいと言えると思います。

 

理系の人材は何故買い手市場?

転職市場では理系の人材は大人気です。

特にITエンジニア、製薬会社のMR、土木・建築専門職、研究職などは募集人員も多く激戦の買い手市場となっています。

また保険会社や金融機関でも数理の専門職のニーズがあるなど、それぞれの専攻に一定のニーズがあるものです。

理系が買い手市場である理由は、文系7割と言われるようにそもそも理系の人員が少ないことが挙げられます。

ITがビジネスで活用されるようになったのはほんの20~30年程度です。

それまでは文系主体のビジネスモデルだったのです。

ところがITが目覚ましい進化を遂げる中で、文系の仕事はITが代替するようになって来ました。

例えば販売がネット経由で行われるようになれば、当然その分の営業マンは不要になります。

逆にITに関連した職種でのニーズは高まります。

今後とも理系の人材のニーズは益々高まり、文系の転職は更に苦戦することが考えられます。

そんな中で文系の人材が、ライバルに差をつけ希望の職種に転職するためには、資格の取得が有効とされています。

それではどんな資格が転職に有利に働くのでしょうか?

 

文系で転職に有利な資格は?

資格は絶対的な切り札ではありません。

ビジネスマンとしても基本がしっかり備わった人材であれば、資格がなくても転職のチャンスは数多くあります。

それでも資格を有していることは、その人の向上心を示す一つの指針となり得ますし、ライバルに差をつける武器として評価されることも多いのです。

また、営業職より事務職の方が圧倒的に人気があります。

求人数が少ないこともあり書類選考で落ちるケースも多いのです。

資格を有していることは採用担当者に好印象を与えるので、特に事務職への転身を目指している人は出来れば積極的に所得したいものです。

それではどんな資格が企業にとって魅力があるのでしょうか?

TOEIC

近年英語力は必須となりつつあります。社内の公用語を英語とする会社まで出て来ているのです。メーカー、商社、外資系企業では英語力は当たり前に必要となっているし、近年は中堅企業においても海外展開を積極的に行なっているので、どんな会社を目指すとしてもTOEIC600点以上を目安として取得したい資格です。

 

ファイナンシャル・プランナー(FP)

金融、保険、不動産系の営業職などで活用される資格。個人の資金計画を立てるファイナンシャル・プランニングのスペシャリストとしての資格です。税務などの幅広い知識が必要であり、自己研鑽の観点からも取得しておきたいものですが、難易度はそれほど高くはありません。

 

中小企業診断士

中小企業診断士は、国家資格として認められた中小企業の経営課題を解決するためのアドバイスを行なう専門家です。中小企業と行政・金融機関を繋ぐ役割を担っているので、金融系の営業職は勿論のこと、人材系営業職や経営コンサルタントでも重宝される資格。難易度の高い資格だがチャレンジして取得できれば目指す転職先の幅が広がります。

 

宅地建物取引士

不動産の契約をする際に必要な資格であり、不動産関連の営業、事務職への転職にに有利な資格。不動産関連の営業職の場合入社してからも取得できるが、3万円程度の資格手当を給付する企業も多いため、できれば持っていると有利です。

 

日商簿記

経理職は即戦力を求められ、未経験の場合はとてもハードルが高いです。また経理経験者だとしても、実務には会社ごとに差があるため、資格を有していることはアドバンテージとなり得ます。この資格は経理だけではなく、財務や一般事務にも生かせるため、企業の採用担当者からも資格取得者を採用したいという意見も多いそうです。

 

社会保険労務士

社会保険制度に関するスペシャリストとしての資格。企業が人を雇用するうえで必要な社会保険の加入手続は勿論、労働保険料の計算、労動規約の作成等さまざまな業務をサポートできます。企業内で必要な資格であり取得していると強い武器となるが難易度はかなり高いです。

 

メンタルヘルス・マネジメント

人事系で注目されている資格。近年企業では労働者のストレスへの対応が課題となっており、労働者へのストレスチェックの実施が義務化されています。適切な職場運営に欠かせない資格であるため、取得しておきたいものです。

 

貿易実務

貿易事務のエキスパート資格。国ごとに異なる法律、関税などの知識が必要であり、商社、メーカーなどの海外部門では注目される資格です。転職時のキャリアアップも期待できるので取得しておきたい資格です。

 

秘書検定

秘書業務に必要な資格だが、ビジネスマナーや一般常識も出題されるので、文系の様々な職種に適用できます。転職に大きく有利とは言えませんが自己啓発も兼ねて取得しておくと印象が良くなるでしょう。

 

営業から転職しやすい営業以外の職種は?

20代や30代前半くらいの営業マンであれば、異業種の営業の仕事に条件アップして転職することも十分可能です。

しかし給与や条件ではなくもう営業の仕事はやりたくない!と決断した場合、どんな仕事を目指せば良いのでしょう?

まず考えるのが事務職です。

しかし事務職は営業職に比べ求人自体がとても少ないのです。

少ない求人に多くの志望者が集中するので、どうしても即戦力でキャリアのある人が優先されてしまいます。

年齢がある程度高い場合、営業職から事務職への転職は至難と言えるでしょう。

だからこそ資格の取得など、日ごろの自己啓発がモノを言うのです。

また、家庭がある場合などは少しでも好条件の会社を探す必要がありますが、日本に於いては転職回数が次の転職に不利に働く場合もあるため慎重に判断する必要があります。

それでは一定の募集人員があり、現状に近い収入が確保できる職種にはどのようなものがあるんでしょうか?

キャリアコンサルタント

セミナー会社の講師

塾等教員関係の管理職

飲食店店長、管理職

小売店、アパレル関係管理職

コールセンター管理職

また、希望条件は別として文系で常時募集されている職業は以下です。

警備

ビルメンテ

介護

タクシー、ハイヤー

物流関連のドライバー、セールスドライバー

もしこのような職種の中で興味があるものがあればスムーズな転職も可能ですが、自分の希望する収入と条件をしっかり考えた上で慎重に考えていく必要があります。

 

早めの決断が重要!

転職市場に於いてまず判断されるのは年齢、学歴、キャリアです。

そして最も重要なのは年齢なのではないでしょうか?

40代より30代、30代より20代が有利なのは言うまでもありません。

逆に申し上げれば1年経過するごとに、転職はどんどん不利になって行くのです。

その場の感情に任せて退職してしまい、思うような転職が出来ずに苦労している人が後を絶ちませんが、仕事は収入を得る手段です。

次にしっかり希望する収入を得られる道がないまま退職してしまうのは棘の道を歩むきっかけになるリスクがあります。

一方、自分に合わない仕事を続けることで体調を崩す人も多いのが実情です。

収入と仕事のバランスをしっかり考え、40代以降に苦労せずに済むよう早めに生涯の仕事を見つけるのが賢明です。

中高年での転職を目指す場合には、マーケットの厳しさを理解した上で、退職前にリクルート活動をするなどの準備が必要!

就職先が見つかったら辞める!くらいの余裕を持った構えが理想的です。

 

実は営業職は最も転職しやすい?

精神的にキツいと嫌われがちな営業職ですが、実は最も転職しやすいのも営業職です。

営業職の求人が圧倒的に多いからです。

営業職から営業職への転職は最も有利でスムーズです。

そこで最後にもう一度だけ考えなくてはならないのは、本当に営業職はNGなのか?ということ。

今までのキャリアや苦労した経験を活かし、現在とは違う業種の営業職への転身を最後に考えてみるべきではないでしょうか?

営業職と言っても様々な仕事があります。

現在勤務している業態とは全く違う営業職だってあるのです。

目標の設定がどうなっているのか、会社の雰囲気や顧客の状況はどうなのか?

具体的にどんな営業、業務をするのかによってストレスは大きく違って来ると思います。

もし希望する条件に合った仕事がなかなか見つからない場合は、もう一度自分を見つめ直し他の業態での営業職も選択肢に戻してみるべきでしょう。

 

まとめ:希望に合った会社が見つかる場合も!

ここまで記載して来たのは一般的な例に過ぎません。

転職はそれぞれ一つのドラマです。

どんな出会いがあるかは実際に転職活動をやってみなければわかりません。

文系の厳しい転職事情を理解した上で、できれば退職を決める前に転職活動を始めるべきです。

また、転職を目指し前職在職中に資格を取得しておくのも有利に働きますし、語学などの自己研鑽も面接時などのアピールポイントとなり得ます。

現在の会社で様々な職種を希望し経験しておくのも有効な事前準備です。

このように自分を高める活動を継続的に行ったかどうかが成否を分ける場合も多いのです。

最悪の場合を想定しつつも、最高の準備をして、勇気を持って決断することが理想的なのです。

新たな未来を創るために、前向きに行動して行きましょう!

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