上司に評価されるにはしつこいヤツを目指せ!猫型サラリーマンのビジネススキル!
猫は基本的にはあまりベタベタして来ないが、ここぞという時はめっちゃしつこく鳴いて要求したりする。猫型サラリーマンが上司からの評価を上げるために目指すべき姿も、正にこの「ここぞという時にしつこいヤツ」なのだ。その効果は?具体的対策と行動は?3本ノック理論って何?すぐに出来る超実践的ビジネススキル!
猫はけっこうしつこい!
猫は自由気ままである。
犬のように尻尾をブンブン振って飛びついて来ることもないので、感情表現がやや薄いようにも感じる。
そんなにベタベタしないし、あっさりしてるようでもあり、さっぱりしてる感じもある。
それでいて時にめっちゃしつこいことがある。
ご飯をくれ!とかマタタビをくれ!とか遊んでくれ!とか、急ににゃーにゃー鳴いて止まらなくなることがあるのだ。
あまりのしつこさに負け、仕方なくご意向のままにご飯をあげたりしてしまうのだが、これがまた可愛かったりするのである。
普段はさっぱりした感じなのに、急に激変するこのしつこさは結構効果的であり、猫型サラリーマンも是非見習うべきと思うのである。
上司が評価するのは「ここぞという時にしつこいヤツ」!
日常生活においてはしつこいヤツは嫌われるが、会社の中では完全な褒め言葉だ。
上司が「あいつはホントにしつこいからなぁ」などと言う時の表情は、だいたいは少し嬉しそうに笑っている。
「しつこい」という言葉の背景には、粘り強い、諦めない、根性がある、などのポジティブなニュアンスが隠れているのだ。
この反対は「さっぱりしている」「あっさりしている」など。
「あいつはあっさりしてるよな」というのは、あいつはダメだと言われているのと同じだ。
友達にするにはこういう人の方が良いに決まっているが、会社の中ではしつこいヤツと言われたいものである。
猫型サラリーマンは普段はさっぱり、あっさり、ふらふら自由にしていたいものだ。
しかしここぞという時には、めっちゃしつこく粘りまくり、上司を辟易させるくらいやってやる必要があるのだ。
特に上司への意見具申をする時にこれを実践すると効果抜群である。
人は3回自分の意見を否定されると不安になります!
人はどうも3回自分の意見を否定されると不安になるらしい。
この心理を使い上司にしつこさを印象付けると効果的である。
上司と意見が合わず、遂に怒鳴られた時などは大チャンスと言える。
一日とか時間を空けてから、「しつこくて申し訳ありませんが、どうしてもこの方が良いと思いまして」などと柔らかく反撃する。
そこで怒鳴られたとしてもまた時間を空けてから、「昨日家に帰って考えていたら一睡もできませんでした」などと、ホントはグーグー熟睡していたくせに情に訴えながら再度チャレンジしてみるのだ。
敵に考える時間を与えながらだんだん不安にさせるのである。
みんな倒されても倒されても立ち向かう姿が好き!
人は皆、倒されても倒されても立ち上がってくる姿が好きなのだ。
ボクシングなら「あしたのジョー」の「ジョー!立つんだ、ジョー!」ってやつだ。
ホセメンドーサのものすごいアッパーカットを食らいリングに大の字に倒れ込み、いくら何でももうダメ~!というピンチからカウント9で立ち上がってくるジョーの姿が感動を呼ぶのである。
また、野球で言えば千本ノックである。
もう立っているだけでやっとのフラフラな状態になりながらも、「もう一丁!もう一丁!」と向かって来る姿に人は目頭が熱くなるのだ。
3本ノック理論で勝ち抜け!
上司に3回意見具申をするこのスキルをここでは「3本ノック理論」呼ぶことにしたい。
「3本ノック理論」は自分の意見を通す、という本来の効果に加え、自分の評価を上げる、という大きな副次的効果も期待できる。
粘り強く、諦めない、ともかくしつこいヤツ、と印象付け出来たら勝ちなのである。
実はこのような心理戦を戦略的に考えられるかどうかは非常に大事だ。
特に私のように本来はしつこくなく、あっさりして優柔不断でいいかげんなタイプは、普段の自分を出せばまったく勝負にならないのである。
しかしサラリーマンは求められる姿が明確にあるのだから、無理してそちら側に寄せて行く必要がある。
それでも猫型サラリーマンのスタイルと矜持を失わず勝ち抜いて行くためには、自分の中に確固たる戦略観を持って自分だけの「基本」を作る必要がある。
その自分だけの基本の一つの柱が「しつこいヤツ」であり、それを達成するための具体的行動=メソッドが「3本ノック理論」なのだ。
このメソッドの最大の注意点は「意見が通っても通らなくても3回までで止める」ことである。
それ以上やると「しつこいヤツ」ではなく、「意固地なヤツ」とか「融通のきかないヤツ」とか、果ては「ただのムカつくヤツ」と思われ適ないのだ。
それにこのメソッドが目指すのは意見を通すことではない。
評価を上げることを目指すなら、意見が通るかどうかは全く無関係なのである。
まとめ:誰でもできる「しつこいヤツ」で評価を上げろ!
かくして私は「しつこいヤツ」の称号を手にしたのだが、実は決心さえすれば誰にでも出来る簡単なことなのである。
戦略観を有し、3本ノック理論を使ってじわじわ戦えば良いだけの話なのだ。
猫型サラリーマンは自らペラペラ喋ったりはあまりしない。
普段は人の話を黙って聞く「聞き上手」でもある。
つまり目指すべきは「聞き上手でしつこいヤツ」なのだ。
これは根性さえキメれば誰でも出来る、誰もが作れる個性である。
一方この逆は「話し上手であっさりしてるヤツ」だ。
お喋りなくせに、何かあるとすぐ諦めたり逃げたりするヤツなのである。
あなたの周りを見渡して欲しい。
ほら、結構いるでしょこういうタイプ。
そして軽く見られ嫌われてるでしょ!
だからこそ「聞き上手でしつこいヤツ」は、サラリーマン最強なのである!